お知らせ

乳児。0-2歳児。
いま、現在の1歳児は園長の予想をはるかに超えた姿を見せてくれています。
解放の時間になり、どこに行っても良いとなると、1階の幼児クラスに集団で入り込み、
何をするかと思ったら、
空き箱を取り出し、そこにボンドを出し、ヤクルトの容器をくっつけて「できた」!
空き箱にペンで描き、ほかのハコも合わせて「できた!」!
そこまでは、よくある姿です。
しかし、そこからがすごいのです。
ボンドを使うにしても、ボンドの蓋を自分であけ、ボンドを使い終わったら、ボンドの蓋を自分で閉め、そして、入っていたカゴに戻す。
マジックを使う時も、蓋をあけ、転がらないように置き、そして描き、また蓋をして、もとの場所に返しに行く。
使わなかったハコは空き箱入れに戻しに行く。何一つほったらかしにすることなく、しかし自信満々に、我らはできて当たり前の顔をしています。
できたものはしっかり担任に見せたり、お迎え時の保護者の方にも「見て!」と見せていく。
この力は何なんだろうと驚くばかりです。まさに驚異的な姿です。

1歳児は記憶がのびて、短期記憶から脱皮します。だからこそ、1歳児は模倣の時期だと言われています。
子どもたちを解放すると、ここまでのびるのかというぐらい、当たり前を当たり前に過ごしています。
保育者、先輩の子ども、同級生の姿のすべてを観て、感じ、知り、そして真似ている。その意図すらも理解している部分もあるかもしれません。
まさに、「まねぶ」の時期です。
ここまでの1歳児の姿はなかなか目にかかれないかもしれませんが、
乳児であれ、本当に子どもたちは可能性に満ち溢れています。感動をくれる子どもたちに感謝です。

大阪府堺市
社会福祉法人 任天会
おおとりの森こども園
園長 松本崇史

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