お知らせ

子どもたちは、もうひとつの現実を生きている。
わたしたち人間が生きているのは直接的な知識の源が土台の直接的な体験です。現実と呼ばれる、実際の世界です。
大人たちは、その世界で生きるように育ってきました。
しかし、産まれたばかりの子どもたちは、もうひとつの世界を持ち始めます。
それがファンタジーの世界です。子どもたちは容易に想像の世界へ入り込みます。

最近のお月見も同じです。月にウサギがいる、そこでお餅をついている。よく感じると、なんて美しい世界だろうと思うのです。
大人はそれが月のクレーターだと知っています。でも、子どもたちは、そこに確かに感じるのです。
4歳児が、うさぎのちぎり絵を行いました。4歳児で飼育している本物のウサギと月にいるウサギがコラボした造形表現活動です。
しかし、それだけでは、子どもたちの想像の世界は終わりません。
現実の世界でも、4歳児がお月見団子を園全体のためにつくってくれました。すると、
朝の月を見て、「ウサギがまた餅つきしてる。」と話し合っています。砂場の山を「ぺったんこ」と自作の歌を歌い、ウサギになりきって遊んでいます。女の子たちのチームワークも抜群です。
この時期ならではだからこそ、起こる遊びです。
ただただ、教科書的な現実や由来や知識だけが良いのではありません。そういった子どもの生きる世界を保障してあげれているか!?そういう世界を大人も楽しめているか!?
素朴な姿ですが、だからこそ、子どもらしく、思い切りのよい遊びと感じます。
4歳児が最後のファンタジーの世界にどっぷりつかれる時です。このたっぷり入り込む時期から、徐々に徐々に子どもたちは5歳児という大人の入り口に入り始めます。
そのクラスの変化、個々の変化を楽しんでいきたいと思います。

幼保連携型認定こども園
おおとりの森こども園
園長 松本崇史

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