保育・教育・研修
2023/09/13
日野ひかりの森こども園では、レモン石鹸を使っての泡遊びが盛んです。
今日は3歳児のR君が緑の葉っぱをすり鉢でつぶし、「緑の水ができた。これに石鹸を入れたらどうなる?」とやってきました。
私は、一緒にレモン石鹸を大根おろし器で削り、緑の水の中に入れてみました。色は黄緑色になっただけで、大きな変化がありませんでした。
すこしがっかりした表情のR君。
しかしそれで終わりませんでした。
次に、アサガオの花と緑の葉っぱを色水にし始めました。最初ピンク色だったのにだんだん赤の恋色に変わっていきます。
今度はそれに石鹸を入れてみたいとのこと。
真っ赤な色水に石鹸を入れると・・・
「紫になった!!!」
もう大発見です。今度はそれを先に作っていたきみどりの石鹸に混ぜてみたのです。
色はうす紫になったのですが、R君の中で、「次は何を混ぜてみようか???」という期待と楽しさでいっぱいになっているようでした。
このせっけんを明日まで保管し、続きをするようです。
科学実験をしますという勉強の時間ではなく、日々の何気ない遊びの中に子どもの心を揺さぶる仕掛けがあります。
学ぶ楽しさは、このような遊びが基礎になっていくと考えています。
社会福祉法人 任天会
日野ひかりの森こども園
園長 蓑輪登紀子