お知らせ

園庭の砂場で泣いていた2歳児のAくん。保育者が話をしているが、泣きながら「いやなの」と言い、保育者も困っていた。そこに、年長のBくんがストライダーを持ってきてくれた。
「ストライダーに乗りたくて泣いているのかと思って。」
泣いている子に代わり、保育者が、お礼と今の状況をBくんに伝えた。
(乗っていたストライダーを置いていたが、一輪車の通り道をふさいでいたために、一輪車で遊んでいた子が困っていた。自分で戻すのを拒んだため、困って迷惑している人がいるからと伝えたうえで、保育者がストライダーを元の場所に戻した)
Bくんは状況を理解して、「おれもさー、小さいころよく怒られたからさ、泣いてる気持ちはわかるよ。でもさ、周りの迷惑になることはやっぱ良くないよ。」
そう言ってAくんに語りかけてくれた。

園生活の一コマです。
年下の子や保育者が困っていることを見過ごさずに、自分で考えて行動した、年長Bくんの姿にただただ感動です。
人として大切なこと、彼から改めて教わりました。

社会福祉法人任天会
日野の森こども園
園長  佐藤育恵

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