お知らせ

絵本『バムとケロ』シリーズが大好きな4歳児のAくん。
何度も何度も読んでもらううちに内容を覚えて、こども園の本棚から『バムとケロ』を出しては友だちに読んであげていました。彼の『バムとケロ』が大好きの気持ちがだんだんクラスの友だちにも伝わっていき、Aくんと言えば『バムとケロ』!とみんなが思うようになっていきました。

ある日、Aくんは『バムとケロ』の大好きなページを見ながら、白い紙に書き写す遊びを始めました。そのおもしろさが周りの友だちにも広がり、同じ遊びをし始めました。Aくんの大好きなことから遊びがクラスの仲間にも広がり始めたのです。

そして、、、
「ミイラ作りたいからトイレットペーパー使っていいですか?」と園長の私に聞きに来てくれました。Aくんはミイラのページを好んで見ていたのです。もちろん、園長は「いいよ!」です。
そこから、クラスの友だちとともに体中にトイレットペーパーを巻き、園内にミイラが何人も現れました!

ひとり子の「大好き」なこと・その気持ちを大事にして、保育者がその子の「大好き」を理解して大切にすると、周りの友だちもその子の「大好き」に気づいていく。幸せに育ち合いつながりあう子どもたちです。

日野の森こども園
園長 佐藤育恵

TOP