お知らせ

蔵持こども園の廊下に、たくさん吊るされている花。

 

私(園長)の地元・滋賀で育てている千日紅。

それを、子どもたちと一緒にドライフラワーにしているのです。

 

完全に乾いたら、福島県南相馬市にあるSこども園に贈ります。

Sこども園は福島第一原発から直線距離で24キロメートルしか離れていません。

園庭は放射性物質の除染作業が済んでいますが、

園の裏にある里山の豊かな自然には、今もふれられないままです。

 

*     *     *

 

ドライフラワーは、私が個人として何かできないかと始めた活動です。

落ち葉や木の実、木の枝などを贈る人はきっとおられると思って、私は花を贈ることにしました。

原発事故があったその年から始めたこの活動は、今年で10年目になります。

毎年、5歳児の子どもたちには、葉っぱを取る作業を手伝ってもらっています。

 

Sこども園はドライフラワーを部屋に飾ったり、

砂場のままごとの具材にしたりと、とても喜んでくださっています。

そして、「とても勇気づけられます」と言ってくださっています。

 

昨年度いただいたお礼の手紙は、今も廊下に掲示しています。

「おはな ありがとう」

「おともだちに なってくれて ありがとう」

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