お知らせ

「今日はスーパースターが来て、コンサートをしてくれるんだって」

と聞かされている にじクラスの子どもたちは、保育室に設営された会場で、今か今かとコンサートが始まるのを待っています。

どんなアーティストのライブなのかは知らされておらず、ただ、アーティストからは「YMCA」の振り付けを練習しておくことを伝えられていたようで、開演前に子どもたちは腕で「YMCA」をしていました。

その時、保育室の入り口には秘密裏に黄色の模造紙が貼られていました。スーパースターの登場の演出です。

 

11時00分、保育室の入り口のドアが開かれると、そこには黄色い模造紙の壁。そして開演を告げる『YOUNG MAN (Y.M.C.A.)』のイントロが流れると、バリバリッと壁を破ってスーパースターが登場しました。

 

「・・・・・・」

呆気にとられて声も出ない にじクラスの子どもたち。

エルビスプレスリー風の衣装を着たスーパースターがステージに立ち、歌い始めても、子どもたちはまだ茫然としたままだったが、サビの部分「♪すばらしい、YMCA」のところでは、練習した通りちゃんと腕を「Y・M・C・A」にしていました。

 

「こんにちは、スーパースターの東城ヒカルです。次の曲はみんなで一緒に歌いましょう!」

“西城秀樹のライバル”という設定の東城ヒカルさんは、2曲目に『WAになって踊ろう』を歌いました。子どもたちがバンドごっこで歌っている曲です。子どもたちの緊張が少しずつとけ、一緒に歌う声も大きくなってきました。

そして3曲目からは、東城ヒカルさんが子どもたちのバンドと共演したいと提案してくれました。

『TOMORROW』、『空も飛べるはず』、『世界に一つだけの花』の3曲は、バンド活動をしている子どもたちが代わるがわるバックバンドをつとめました。急な提案でしたが、堂々とした子どもたちのバンド演奏でした。

「みんなも来週、コンサートをするらしいね。きっと素晴らしいコンサートになるよ」

と、東城ヒカルさんはバンドメンバーを激励してくれました。

 

アンコールでは『happiness』(嵐)を歌い、子どもたちに手を振る東城ヒカルさん。

「ありがとう。今日は本当に素晴らしいコンサートになりました。ヒカル感激っ!」

と、最後を決め台詞でしめて東城ヒカルさんはステージを降り、壁のむこうへ。

 

23日(水)は、いよいよ子どもたちのコンサートがホールで開催されます。楽しみです。

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