お知らせ

段ボール箱の中を白く塗る子どもたち。

病院を建設すると言っています。

 

絵の具が乾くと、そこに診察室、待合室、病室、トイレなどを描いていきます。

 

それからLaQで作られた、デスクやベッドが置かれて、診療が始まります。

お医者さんも、看護婦さんも、患者さんも編みぐるみの鳥です。

ここは鳥たちの病院なのです。

箱の外側は何も塗っておらず、段ボールの質感そのままです。大人はまず外側を気にして、美しく塗ったり飾ったりしがちですが、人形を使って遊ぶのは内側の部分ですから、それで充分です。

 

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私が滋賀県でしている「冒険遊び場」という活動で、以前、段ボールで家を作るイベントを行ったことがあるのですが、その時もやはり、子どもたちは家の内部を作るのに時間をかなり使っていました(もちろん、外側も一生懸命に作っていましたが)。

 

大人は外観を気にします。保育はどうでしょう。子どもたちが本当にしたいことを軽んじて、見た目の成果にこだわっていないかと、そんなことを思い起こしました。

これからも、日々の生活や遊びの中での子どもの想いを大切にしていきたいと思います。

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