お知らせ

日吉の森には、現在実習生さんが実習に来てくれています。

コロナ禍では学校での学習も不便が強いられてきた中、慣れない実習はきっと緊張の連続だろうと思います。でも、笑顔で毎日通ってくれる実習生さんのことが子ども達はみんな大好きです。

昨日はそんな実習生さんの部分実習の日。部分実習とは、自分がメインとなって保育・遊びを組み立てるという、実習における核ともいえる部分となります。短い期間ですが、どんな活動にしようか、子どもたちの反応はどうだろうか、予想外の事が起こったらどうしよう。色々な不安が頭の中をぐるぐる回ったことでしょう。

子ども達との実習を前に、担任からのアドバイス
①いつものように子どもたちの様子をしっかり見て、声をきいてみて!
②予想外の事の方が多い。まずは落ち着いて!
③自分の思い描いた活動の方向に引っ張ろうとしなくていいから、子どもと一緒に楽しんで!

緊張した様子でしたが、とても頑張ってくれました。

 

日吉の森保育園では、日常的な活動としては、子どもたちが様々な遊びや活動から選択したり、自分達で考えて活動することを促す生活となっていますが、一斉で行う活動がないわけではありません。その場合は、一斉で行うべき理由、ストーリー、そして職員と子どもたちとの信頼関係があって初めて行われます。

通常、実習生さん達は部分実習は一斉で行う活動を念頭に置いて実習に臨みます。でも子どもたちと過ごす時間の短さや、信頼関係などの理由から、実習生さんにはまずは自分が遊びを提案し、いかに子どもたちの興味関心を探り、子どもたち同士の関わりに集中し、更に周りの保育者と連携するか、などを念頭に置き、少人数で楽しんでみては?という活動を勧めています。

そのような活動を通して、保育者として、子どもたちと関わる事の楽しさ、難しさ、また子ども同士が関わることで生まれる、愛おしくも偉大なパワーを感じてほしいと思います。

 

写真はおもちゃの”手裏剣銃”を実習生さんに教えてもらった年長児が、年少児にのために作っているところです。

こういう日常の子どもたちの繋がりや経験が重なることで、子どもたちは逞しく成長してくれます。

ありがとう!と声を掛け、優しく見守ってくれる実習生さんでした。

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