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  • 第2回 菊池省三先生研修(任天会教育アドバイザー)

任天会からのお知らせ

教育実践研究家であり、任天会教育アドバイザーである菊池先生が桃の木の森こども園に来園されました。今回は、来年小学生になる5歳児の子どもたちへの特別授業と、職員研修会を実施して頂きました。

子どもたちも職員も菊池先生にお会いすることを心から楽しみにしていました。
11時から始まった特別授業。菊池先生が登場された瞬間から、子どもたちも私たちも一気に菊池先生の授業に引き込まれていきました。

授業のテーマは「サンタクロースはいるか、いないか」。自分の考えをどちらかに決め、その理由を発表し合いました。
菊池先生は子どもの言葉や意見を丁寧に聞きながら、考えたことや工夫したことなどその子の頑張りを言語化して周りに伝え、「認めあう関係性」を築いていきます。子どもたちの参加意欲がどんどん高まり、ホールは「褒め言葉」で満たされ、何とも温かい空気に包まれました。

職員研修会では、菊池先生のこれまでの実践を写真や動画で見ながら、多くのことを教えて頂きました。

「問いには2つある。正解・不正解のあるものと、意見を聞くもの。意見はどっちが正しいではなく、『意見が違う』だけ。この『違い』を出し合える空気ができれば、クラスに安心感が生まれる。すると一人ひとりのキャラ(個性・その子らしさ)が立ってくる。そのキャラを伸ばしていくのが学校である。」

園生活の中で子どもたちが違いを認め合い、お互いに尊敬し合い、意欲的に生活を創り出していくためには、私たち大人が一人ひとりを認め、良さを伝えあいながら、安心感で満たされた居場所(土台)を築くことが何よりも大切です。菊池先生の話を聞き、それがどれだけ重要であるかを改めて認識させて頂きました。

今回の菊池先生による特別授業と研修は、法人の9園をオンラインで繋ぎ、任天会全体で学びました。職員が今回感じたことや学んだことを、日々の保育に繋げていけるよう、これからもお互いに切磋琢磨していきたいと思います。

 

社会福祉法人 任天会
森の乳幼児教育センター

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